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人体がテンセグリティ構造で骨や筋肉、皮膚などの骨格を形成しているのは
比較的よく語られているようだ。


そのことを無意識的に体得していたのは実は武術の達人と呼ばれる
少数の人達ではないだろうか?

闘争の手段であるはずの武術も身体操作の模索を通じて、
人体というテンセグリティ構造の理解にまで至ると、そこに
魅了され、他者との闘争よりも、取り巻く世界との統合という
ニュアンスの意見を、何故か古今東西の武術の達人は言及するように思う。

テンセグリティモデルの自作という体験がシナジェティクスを
理解する道筋だとすれば、彼らは自らの身体というテンセグリティモデルを
脳を使って様々に動かすことで構造を理解していったと思える。

武術的技術はトリムタブ的発想に溢れている。
ただ、ごく最近まで武術という他者との闘争を目的とするジャンルのため
その技法の存在自体さえ隠匿されてきたというアンビバレンツな状況にある。
現在はネットの普及でそれ以前では考えられないほど情報が
簡単に手に入れられるのではあるが。



気分転換によく近くの山に登る。





登るといってもアスファルトで舗装された道を車で行くだけだが。





一日に一台も通らないようなところにも地元の建設業者に仕事を


与えるために道を通す、そんなことも全くな無駄になるというわけでもない。





いつもと100m高い視点に立つだけで、普段の景色も全く違って見える。





山の斜面を駆け上がってくる風を感じると、山のフォルムとその大きさを


直に感じられるようで、非常に面白い。





本当の奥山は決して人の安住の地でもないこと、不安を感じさせる


ものであることも、一人たたずむと肌に染み込むように感じる。





そんな寒さを感じて車の中に戻るとホッとする。


車の中も外界からか弱い人体を守る「シェルター」だと実感した。


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